Komodo Editが気に入った話

現在は最新がKomodo Edit 7.1.3時点の記事です。
Ver5や6のあたりでは矩形選択や日本語入力関係で不便な挙動をしていましたが7でかなり落ち着いた印象です。

概要

ActiveState社の開発しているIDE
URLは http://www.activestate.com/komodo-edit
Komodo Edit(無料)とKomodo IDE(有料)とOpen Komodoオープンソース・無料)があります。
この記事では基本的にKomodo Editについて書かれています。

乗り換えた理由や乗り換えてから気に入った点

  • ActivePerlやPerlAppでお世話になっていたActiveState製
  • 軽い。文字をタイプしたとき引っかからない

それは当然なんですが、当時のPCで乗り換え前のEclipseでは地球の裏側のマシンをリモート操作してるような感覚でしたので…。

  • 起動や終了が(Restartが苦にならない程度に)速い

Web開発者が使いそうな言語に対応(ただASならFlashDevelop使ってます…)

  • プロジェクトの切り替えペインがある

あっちのソースではどうなってたかなと、見に行く事がよくあります。

  • タブが多くて横幅が収まらない時はホイールでスクロール
  • 矩形選択した状態で複数行に対して同時入力できる
  • CSSなどの色指定の部分でカラーピッカーが使える
  • Mozilla Framework製なのでアドオンなどはFirefoxと同じ感覚で気軽に入れられる

Eclipseではプラグインのバージョン関係で色々苦労しました。

今のところWindowsでしか使っていませんが作業PCのOSが変わっても安心です。

  • 気が向いたらアドオンも自分で作れそう
  • スニペットだけでもTabstopとか、複数箇所の同時入力とか何か楽しいものが作れそう
  • 外部ツールとの連携がしやすい

外部コマンドにキーボードショートカットを与えたり、コマンドの出力を正規表現でパースして一覧にしたりが簡単に行えます。

  • マクロも強力

JavaScriptPythonスクリプトが書けるんですが、エディタの選択範囲からローカルファイルまで幅広く扱えます。


※当時使っていたEclipse(GANYMADE)あたりが比較対象になってますのでKomodo特有の長所とは限りません。


こんな感じで色々な方向の拡張性が提供されていて、ちょっとした自分専用の機能が欲しい時に大抵実現できます。
このあたりも記事にしていきたいと思います。

微妙な点

  • UIは英語のみ

個人的には環境を日本語に限定するのは勿体無いと考えているんですが、ここで対象外にする人も多いと思います。

  • アドオンが本体のバージョンアップに追いついてないのが気になる
  • PHPの構文チェックでPHPバイナリ本体が必要

そして標準ではPHP本体以上のチェックはしれくれない

  • インデント周りの設定がややこしい

グローバル、プロジェクト単位、ファイル形式単位、個別ファイル単位などいろんな場所に設定がありますので一度は悩むことになりそうです。

  • ペインが左・下・右の3つでそれらの中で分割ができない

下段ペインを左右に分けたいところです。

  • 時々コード補完が出ない時がある
  • 部分的に切り出されたSmartyテンプレートでhtml構文エラーの赤線出る


使い方が悪いだけだったり、直ってるのもあるかも知れません。
この記事の大半はVer5.2の頃に書いてたんですが、微妙な点は半減してましたね。
今後も期待できそうです。